https://news.yahoo.co.jp/articles/3ca9abd5a8ea69ba1c1223abc8326c81eb835726
2020年は大学生の就活がコロナの影響で後ろ倒しになっていますが、高校生も影響を受けたようです。実際は高校生の就活の準備が追い付かないからでもありますが。
私は現在、大学生の就活支援を手伝っておりますが、緊急事態宣言中にできなかった面接を6月に入って再開しています。企業も早く内定を出したいのが実際のところです。なぜなら、早く内定を出して4年生の対応について落ち着かないと、3年生のインターンシップの準備に間に合わなくなってしまうからです。
これは高校生の職場見学にも影響します。普段は夏休み中に職場見学をするスケジュールですが、今年は休校の影響で高校の夏休みのスケジュールもどうなるかわかりません。
先日、高校生の支援をしている方から連絡がありましたので、大学生の就活状況と高校生に影響が出る懸念をお伝えしました。そこで、高校生は6月から再開、進路指導室は週1回しか開けられない状況のため、これから就職支援となると、とても準備が間に合わない、とうことを合わせて聞くことができました。
大学生の対面の面接は再開していますが、WEB面接を続けている企業もあります。
大学生の就職内定率は5月が45.7%、6月が56.9%で、1か月の間で増えています。この時期に内定を出した多くの企業はWEB面接だけで内定を出しているのです。
参考:https://data.recruitcareer.co.jp/wp-content/uploads/2020/06/naitei_21s-20200605.pdf
https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/syukatsu/syukatsu467/
WEB面接で内定が出せることが分かった以上、これが高校生にも影響が出る可能性も考えられ、高校生もWEBで面接しよう、となるでしょう。企業側としては高校生だから特別に対面にする、と考える可能性は低いです。社会人として採用する、というスタンスは大卒も高卒も関係ないと考えていればなおさらです。
一方、高校生の就活においては、一定数の貧困層もあり、その家庭にはパソコンを用意する余裕がありません。スマホでもできなくはありませんが、携帯回線が日によって不安定となったり、スマホの電池残量の問題もあったりと、面接で使うには安心できません。
また、履歴書を作成し、対面の面接練習を授業の合間にするのは思った以上に大変です。その上、WEB面接ですとPCの使用方法やWEB面接での対応の仕方も加わってきますので、準備の負担が、本人も支援する側にもかかります。
すべての高校がオンライン化されているわけでもありません。しかし、就職を迎えるとなると場合によってはパソコンとその使い方を習得しなければならなくなります。
また、対面にこだわる企業もありますので、その企業を中心に高校生には対面の面接で対応してくれるところもあるでしょう。しかし、1か月遅れで10月16日から面接開始、11月に万が一コロナの第2波が来ると、ここから面接が後ろ倒しになってしまいます。冬の流行は長引くでしょうし、第2波が来たらいつ落ち着くかもわからないまま、時が過ぎるのを待つは本人にとってつらいものです。
一方、進学も不透明です。落ち着いている今のうちに、とAOや推薦で動く高校生もいるでしょうが、準備不足でもあります。オンライン化している大学もありますので、大学によっては小論文提出と面接はWEBで、ということも起こりうるでしょう。まずは様子を確認していきたいと思います。
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