本日はカウンセラーやキャリアコンサルタントの実践の場を得るための委員会のミーティングに参加してきました。
カウンセラーやキャリアコンサルタントを目指して学んだり資格を取得し、まず1つ目の目標を達成したら、次は活動の場を得ることが目標になります。
活動の場が得られないと学んできたモチベーションを維持できませんし、学んでも仕事にならないという体験が多くなってしまうと、カウンセラーやキャリアコンサルタントを学ぶ意味がなくなってしまうのでしょう。
仕事としての募集は他の職種に比べて目につきにくいのは確かです。キャリアコンサルタントがまだ不足していると言われますが、それはキャリアコンサルタントの資格を持つ人の数が不足しているということであり、キャリアコンサルタントの数だけ仕事があるかは何とも言えません。
また、キャリアコンサルタントの資格がない方がその職種についていることもあるので、そこも学んで資格を取得しても活動の機会を得られない背景にあるかもしれません。
学んだモチベーションを維持するためにも、活動の場を提供することは大切です。ただ、資格を取りたてですぐに仕事にならないこともあるので、ボランティアでも経験をしなければなりません。
介護施設や公立高校などでボランティアの機会を得て、活動する場を見出すのが今日の活動です。
しかし、資格を取りたての方は、ご本人としても自信がしっかりしていないこともあれば、受け入れる施設も質として問題がないのか気にするものです。
そのため、自信を持って現場に行ってもらえるよう、ベテランが事前研修をしていくことが、うまくいくためのカギになります。
活動の場を開拓するにも、一定の質にして現場に送り出すためにも、ベテランの力が必要ですが、開拓も研修もボランティアで行うため、ベテランはお金にならないから、という理由でなかなか協力してくれないのが現実です。
自分自身がスキルを向上させて経験を積むことによって、お金になる仕事をしっかりこなすことも、もちろん大事ですが、自分だけではなく、他の人も引き上げていく意識を持つことこそ、本当のベテランではないのでしょうか。
中には、学んだあと、もっと学ばないと仕事にならないから、と言って新たなプログラムを学ばせるヒヨコ喰いビジネスをしている方もいますが、それこそ、自分のことだけを考えて自分だけが儲かる考え方だと思います。
どちらのやり方を選ぶかは、それぞれの考え方で良いと思いますが、どちらのやり方が多くの人を幸せにできるか、も大切な視点でしょう。
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